革靴のローファーは種類やデザインが豊富です。
どこが違くて、どんな特徴があるのかわかりにくいです。
しかし、デザインの違いや特徴の違いがある部分は決まっています。
見るべきポイントは前面のサドル部分とソール部分。
(→ローファーと革靴の違いは?)
この部分がローファーの違いを見分けるポイントですね。
今回の記事ではローファーの種類やデザインの違いとサイズの選び方などを紹介します。
デザインの違いができた経緯と意味が分かるとローファー選びがより楽しくなるでしょう。

ローファーとは?
ローファーとは怠け者の意味があり、靴紐がない革靴のことを言います。
元は英国王室の室内靴でありましたが、利便性の良さから外履きのシューズとして、利用。
そのローファーがアメリカに渡り、1930年代にG.Hバスによって人気に火が着きました。
それからは今でも人気あるシューズとなっています。
デザインの種類
ローファーのデザインの種類は多数あります。
シンプルなローファーから、装飾がついたものと多数。
デザインの意味や与える印象が違います。
それぞれのかたちに分けて解説します。

コインローファー
コインローファーはよく見る一般的なローファーのデザインです。
特に装飾もなくシンプルで合わせやすいのが特徴です。
コインローファーの由来前面に付いている凹みの部分にアメリカの学生たちがコインを挟めていたのが由来です。
定番のデザインなのでいろんな場面でも合わせやすく1番汎用性が高いでしょう。
タッセルローファー
タッセルローファーはローファーの前面部分にリボンのような飾りがついたのが特徴のローファーです。
印象としてはローファーよりもエレガントな雰囲気がありフォーマルフォーマルな靴。
アメリカの俳優が老舗ブランドオールデンに制作を依頼したことからタッセルローファーができました。
弁護士などが好んで履いていたこともありドレッシーな雰囲気を出したいときにお勧めです。
ビットローファー
ビットローファーはサドルの代わりにホースビット(馬具)がついたのが特徴です。
1950年代にグッチが販売したのが起源です。
靴に金具がつくこと自体が珍しく非常にエレガントな雰囲気があります。
いつものコーデに少しゴージャスな雰囲気をプラスしたい時に合わせるといいでしょう。
コブラヴァンプ
コブラヴァンプはローファーの形にサドルもついていないまっさらなデザインが特徴です。
全く、デザインがないそのかたちは今までの革靴と違った印象を与えるかもしれません。
与える印象としては、軽すぎず、重すぎずです。
通常のローファーだと、デザインにインパクトがな
く、装飾がついているとデザインが主張しすぎてしまうところを絶妙なバランスをコブラヴァンプにはあります。
シンプルすぎす、なおかつ程よい主張をしたい時はコブラヴァンプのデザインはちょうど良いですね。
デザインの違い
ローファーのデザインの違う箇所を紹介します。
ローファーはシンプルな作りのため、違いが大きくないです。
違う箇所は限られたところですね。
主にデザインの違いが出る部分を解説します。

サドル
サドルとは前面に横一文字に貼り付けている箇所です。
種類によってはこの部分がなかったり、装飾がついたりします。
ローファーのデザインとしては、重要な部分ですね。
この部分のデザインを変えたりして、アクセントをつけるため、変化が多いです。
ソール
ソール部分はローファーのデザインで違いがあります。
主な違いはマッケイ製法かグッドイヤーウェルテッド製法の違いです。
マッケイはアッパー部分に貼り付けただけの作りですね。
そのため、履きやすく、馴染みのやすいですが耐久性に劣る部分があります。
グッドイヤーウェルテッド製法は馴染むまでに時間がかかりますが、馴染んでしまうと履き心地が非常に良いです。
また、耐久性もあるので作りは頑丈。
ローファーの違いとしてはソールの部分がありますね。
サイズは小さめかジャストサイズ
ローファーのサイズは小さめかジャストサイズがベストです。
理由は靴紐がないので、基本脱げやすいためです。
脱げやすいことと、革靴は履いていると、革が伸びてきます。
伸びるとサイズ感が大きくなるため、さらに脱げやすくなりますね。
最初にジャストサイズで選ぶことで、馴染んだ時にちょうどいいサイズ感になります。
ローファーのサイズは少し小さめかジャストサイズを選びましょう。
ローファーの魅力
ローファーはシンプルで合わせやすく重宝するシューズです。
歴史も古いですが、今でも人気のある革靴です。
フォーマルスタイルやカジュアルスタイルにも合わせることができるので万能。
脱ぎ履きもしやすいため、実用性も高く、便利なシューズです。
