スニーカーブランドのサッカニーはダサいのか?
結論から言うとダサくはありません。
ダサく見えてしまう理由は
・ソールが厚く、野暮ったく見えるため!
・デザインが子供っぽく見える
サッカニーのソールが厚いのはミッドソールを入れて、クッション性を良くしているためです。
ソールの厚みがないとクッション性が弱くなります。
クッション性がないとサッカニーの魅力の履き心地のよさが失われます。
サッカニーのスニーカーのメリットは
- クッション性がよく、履きやすい!
- 安価でコストパフォーマンスがいい!
実は魅力がたくさんある、サッカニー。
スニーカーのデザインと特徴やメリットとデメリットなどを詳しく解説しています。
サッカニーの購入を迷っている方は参考にしてください。

目次
サッカニーとは?
サッカニーとは1898年に誕生したアメリカのブランドです。エイブラハム・ハイドが.R. HYDE&SONSという靴屋を開業したことがはじまりです。
ハイドの会社は1910年代に室内用の靴を製造します。そして、30年代になり色んなスポーツシューズの製造に携わります。
60年代にはNASAと提携して宇宙飛行士用のシューズも作成します。初めて月面に着陸した時に履いていたシューズもハイド社のシューズと言う話があります。
その後ランニングシューズを製造しているサッカニーを傘下に入れ、ブランド名もサッカニーに変更します。
サッカニーがダサいと言われる理由
サッカニーはダサいと言われしまうこともあるのは事実。
決してダサいシューズではありません。
サッカニーは非常に歴史のあるブランドです。
もとはランニングシューズだったことと長年の技術の蓄積があるため、機能性と見た目も兼ね備えた非常にオシャレなシューズです。
ダサく見えるシューズではなく、実は密かに愛好している人も多いスタイリッシュに履けるシューズです。
サッカニーがダサく見えると言われしまうのはシューズ自体にがボリューム感があるため、ぼてっとした感じがするのではないでしょうか。
しかし、それには理由がありソールの構造上の問題です。
サッカニーはもとはランニングシューズだったため、ソールのクッション性を高めるには高さが出てしまいます。

サッカニーはミッドソールも入れており、少し高さが出ます。
ソールの高さがあるからクッション性も高いのです。
ミッドソールとはソールの中間部分にもう一枚ソールを入れるイメージ。
それを入れることにより、より高い機能性を出すことができます。
・サッカニーのフォルムはクッション性がいいからこそ
・サッカニーはもとはランニングシューズで履き心地はバツグン
・見た目のスタイリッシュで合わせやすい
ニューバランスもサッカニーもそうですが、クッション性にこだわると同時に高さがでてしまうんですね。
そのため、ソールが厚めになります。
決して悪いことではなく質にこだわるシューズブランドだからこそ出る特徴です。
わかりやすい例で言うとニューバランスとコンバースで見るとわかります。
ニューバランスのソール
コンバースのソール
二つを見比べていただくとわかるかと思いますが明らかにソールの高さが違いますよね。
これはどっちがいい悪いではなく、機能性を重視するかそれとも見た目のデザインを重視するかの違いです。
コンバースに関しては初期の段階から、この形がヒットしたのでいまさらソールを高くして機能性のこだわることは難しいのです。
ニューバランスはクッション性がいい事で有名ですがそれはソールにこだわっているからです。
ニューバランスも高いクッション性を出すためにソールの部分に色んな工夫が施されています。
サッカニーと共通する同じ特徴があるので見た目の形が非常に似ています。
サッカニーもニューバランスと同じく履き心地や機能性を重視しているので同じく履いた感触は非常にいいものがあります。
サッカニーの評判としてはニューバランスより好きということもあるくらいです。
一方でコンバースは見た目はコンパクトとですがソールが薄い形です。
履き心地はソールが薄いのでニューバランスやサッカニーの方がいいですね。
サッカニーのフォルムにボリュームがあるのはクッション性がいいゆえの形です。
基本的には合わせやすいシューズで使い方次第で非常にスタイリッシュに見えるブランドです。
サッカニーの柄
サッカニーの柄は特徴的でサイドに施されているデザインはサッカニー川をイメージしたものになっています。アイコン的なマークでサッカニーでしかないマークです。
このサッカニーの柄が特徴的です。
スニーカーにとっては柄は非常に重要なアイコンです。
ナイキならスウィッシュと呼ばれるあのマークですが、サッカニーにとってはこの川をイメージした柄アイコンとなるかたちです。
まさにサッカニーの顔とも呼べる柄です。
個人的にはダサくなくむしろかっこいい柄かなと思います。
余談ですがサッカニーはインディアンの言葉で川を表す意味だそうです。
サッカニーはランニングシューズが起源

サッカニーのランニングシューズは素材やつくり、構造からデザインまですべてにおいて最高品質です。
そのため、ファッションで使用する際も疲れにくいため、見た目機能性も十分な仕上がりになっています。
ランニングシューズでの評価も高く、1970年代〜1980年代にはランニングシューズの分野においてサッカニーは老舗のランニングシューズメーカーのブルックスと並んで品質と技術に優れたブランドの評価をもらっています。
海外のランニング雑誌のランナーズワールド誌において最高級評価の5つ星評価をもらうほどランニングシューズ分野で地位を築いていきます。
ランニングシューズは履き心地が命です。
ランニングシューズで高い評価を受けるということはその品質が認められないといけません。
元ランニングシューズのブランドから街履きになったスニーカーは基本的に履き心地が良く、クオリティーが高い傾向にあります。
ニューバランスも最初足を矯正するシューズが始まりですが、すぐにランニングシューズとして製造されていきます。
つまり、元がランニングシューズのブランドは見た目もさることながら、機能性もかなり高いシューズです。

サッカニーのデメリット
サッカニーのデメリットは以下の通りです。
・フォルムが丸く子供っぽい!
・ソールが厚くカジュアルな印象を受ける!
サッカニーのデメリットはフォルムが丸く、子供っぽい印象を持つかもしれません。
サッカニーのフォルムは他のスニーカーよりも丸いです。
それは足の形状などを考慮したかたちになっています。
これがもし、サッカニーが足のフィット感などを考慮せずに製造していたら、足の爪先部分も足に当たって不快な状態であったかもしれません。
サッカニーのデザインが丸く履きやすからこそのかたちですね。
サッカニーのデザインも機能とのバランスを考えて今のかたちになっているとわかりますよ。
サッカニーのメリット
サッカニーはクオリティーも高くもっと世間から評価されてもいいと思っています。
もっとサッカニーがニューバランスやコンバースと認知度で肩を並べるくらいでもいいです。
サッカニーの魅力は
・値段の割にクオリティーが高い
・ニューバランスにも劣らないクッション性
・合わせやすいシンプルなデザイン
これらがサッカニーの最大の魅力です。
やはり、値段のお手頃さは魅力の1つですね。
この値段でのこの質の高さはなかなかないです。
ニューバランスを例に出すと質を高くするとどうしても値段も必然的に高くなるものです。
それがサッカニーは値段も大体10,000円前後で設定しています。
一般的には高い部類に入るかも知れませんが一度履いてもらえればこのクオリティーでこの値段はまずあり得ないと気づいてもらえるはずです。
ブランド | ニューバランス | サッカニー |
---|---|---|
値段 | 10,000円〜 30,000円 |
5,000〜 15,000円 |
履き心地 | ◎ | ◎ |
見た目 | ◎ | ○ |
コスパ | ○ | ◎ |
質の高さに直結しますがクッション性が非常に高いのもサッカニーの特徴の一つです。
元がランニングシューズなだけあり、履き心地は非常にいいです。
品質の高さはニューバランスと比べてもひけをとりません。
クッション性も高いゆえに歩いても疲れないなどの特徴があります。
スニーカーは見た目の大事ですが実際に歩いても疲れないことも非常に大事なポイントですね。
見た目はシンプルなデザインのため、おしゃれで合わせるときもそこまで難しくないです。
スニーカーの中でも使いやすい部類に入りますね。
定番の人気モデル
次にサッカニーのなかでも定番のモデルを紹介します。
JAZZ(ジャズ)
サッカニーの中で定番モデルのJAZZ(ジャズ)
アウトソールにはトライアングル、ラグ、パターン、と呼ばれる三角形のラバーを配置したおソールが特徴的です。
1981年にランニングシューズとして登場しました。
デザインもシンプルで合わせやすく、クッション性も高く履き心地がいいのでおすすめのモデルです。
また、ヒール部分もしっかりとクッション性があるので非常に履きやすく疲れにくいのがこのジャズの特徴であり、サッカニー 最大の魅力の一つでもあります。

ジャズのコーディネートの方法としては特に難しく考えずにシンプルに合わせていいかと思います。
画像の写真はスキニーパンツを履いていますができるだけ細めのパンツと合わせると綺麗にまとまります。
サッカニー自体がカジュアルな部類のシューズのため、そこに太めを合わせてしまうとより子供っぽい印象が強くなってしまいます。そのため、合わせるアイテム、特にパンツは細めを選ぶと非常にいいですね。
JAZZ(ジャズ)は見た目がシンプルで合わせやすく、使いやすい1足です。
定番で長く人気があるモデルなだけあって1足あると便利ですよ。
一度履いたらやめられないJAZZ(ジャズ)の魅力を解説
SHADOW(シャドウ)
次におすすめするモデルがSHADOW(シャドウ)です。
ジャズにすこし変更を加えて、ヒールカップを入れて安定性を高めたモデルがシャドウです。
1988年に登場して、少しノスタルジックな雰囲気を持っているランニングスシューズですがカラーが豊富です。コラボも多いモデルでこちらも非常にベーシックなためジャズとシャドウでどちらかで選ぶというほど人気あるモデルとなっています。

サッカニーシャドウのコーデも細めにコーデするといいですね。
上の画像のコーデはパンツで暗めプラス細めできれいめな印象を出しつつ上に着るアイテムはちょっと明るめのシャツでアクセントを付けています。
パンツで少しフォーマルさを出しつつ上で少し崩す感覚ですね。
全体的には少しきれいめなスタイルにブラックのサッカニーを持ってきてきれいめな印象は残しつつ少しカジュアルな要素を入れてまとめたコーデですね。
非常にきれいなコーデかと思います。
どこかにアクセントを入れることでコーデのポイントを作っているお手本になるようなコーデですね。
こちらでSHADOW(シャドウ)の魅力を解説しております。
SHADOW(シャドウ)の魅力を徹底解説
VERSAFOAM(ヴァーサフォーム)
ヴァーサフォームは主に運動靴に特化したモデルです。
しかし、街履きにも十分使用できます。
ヴァーサフォームの特徴として他のサッカニーとまた違ったデザインのスニーカーです。
横のロゴマークがペイントになっているのでより、シンプルな印象です。
また、フォルム自体も他のサッカニーのモデルと比べてすっきりしているのでボリュームを少し落として使いたい方はヴァーサフォームがおすすめです。
また、クッションもサッカニー独自のものをしようしており、このクッションテクノロジーこそヴァーサフォームといいます。
従来のEVA素材よりもクッション性や耐久性、反発性がいいので非常に履き心地はいいです。
インソールもREACT2U(リアクトトゥユー)を使用しており、外側と内側でこれ以上ないクッション性を実現しています。
抗菌効果もありますのでにおいも気にならずに履くことができます。
本来運動に特化したモデルなので、他のモデルよりもすっきりしているので、シンプルスニーカーがほしい方はヴァーサフォームはいいですよ。
DNX(ディクソン)
次におすすめするモデルがDNX(ディクソン)です。
1984年に生まれ、陸上選手だったロッド・ディクソンの名からつけたモデルです。
開発していた時ディクソン本人が何度も工場に足を運び、試作品を試し、こだわりを持って製造した逸話もあります。
もとはランナーに向けて製造しているため履き心地は言うまでもなく非常に良質なものとなっています。
見た目の特徴としては他のモデルよりも少しボリューム感のあるかたちになっています。

ディクソンのコーデ自体も他のモデルとそこまで変化はありません。
シンプルに合わせていいかと思います。
どのモデルもそうですが基本的には全体的に細めのスタイルがおすすめです。
上記の画像のコーデの上手なところは細めプラス落ち着いて見える黒の色をプラスしているところです。
黒をプラスすることによりさらにきれいめな印象を強くして、カジュアルなサッカニーとのバランスを取っています。
ディクソンは見た目もスタイリッシュで非常にかっこいいシューズです。
魅力がかなり詰まっているモデルです。

サッカニーのコーデを紹介
サッカニーのコーデは基本的にはフォルムも多少ボリュームがあり、合わせ方次第では子供っぽく見えてしまう可能性があるため、きれいめに合わせるのがおすすめです。
ダサいと言われてしまう可能性があるのは合わせ方かもしれません。
全体的なシルエットも細めを意識して、もとがランニングシューズのため、スポーティーに合わせてしまうとカジュアルな印象になってしまうため、すこし上品なアイテムと合わせるといいでしょう。
春のスタイルならカーディガンやカジュアルなセットアップを合わせると相性がいいでしょう。
あとはシャツなども非常に雰囲気にはマッチします。
ポイントとしてはサッカニーのカジュアルさを着る洋服はきれいめのファッションにして、バランスを取ることです。
下の画像もカジュアルなセットアップですが基本上品なアイテムなので、サッカニーのシューズとの雰囲気とのバランスも非常に取りやすいです。

夏ならポロシャツや細めの膝丈ショートパンツなどを合わせると非常にきれいにまとまります。
サッカニー の少しカジュアルな印象を上に着るアイテムをきれいめにしてバランスを取るカタチです。
冬ならコートやきれいめなブルゾンでもいいですね。

こちらのコーデは全体的にきれいめにまとめている中にサッカニーをプラスした非常に参考になるコーデです。
シルエットはパンツなども細身にして、少しきれいめな印象にしつつ、ドレス感のあるコートプラスしています。
その中にカジュアルなサッカニーのシューズをプラスして全体的にバランスのとれたコーデに仕上がっています。
つまり、きれいめなスタイルにサッカニーをプラスするときれいにまとまる形ですね。
例に出したのもそうですが細めのパンツなどを合わせるときれいにコーデできます。
いま例えに出したのはあくまでも一例のため、絶対ではないです。
カジュアルになりすぎないように少しきれいめに見えせるくらいで合わせるとサッカニーの魅力がより引き出されれますよ。
サッカニーはダサいのではない!値段もお手頃なシューズ!
サッカニーはニューバランスなどと比べると値段も手頃でかつ、品質や履き心地もそこまで劣るものではないため、最初の1足にはとてもいいシューズです。
ニューバランスだと物にもよりますが基本的には1万円を超えますし、定番のモデルだと軽く2万を超えてきます。
それでも欲しい方はいますがなかなかすぐに出せる金額ではないかと思います。
ニューバランスが欲しいけど、値段が高くて最初には手が出ない方はサッカニーは非常におすすめです。
はっきり言うとニューバランスと同類のスニーカーなので似ている部分も非常に多いです。
品質でもニューバランスに劣る部分はあります。
しかし、クッション性や見た目のクオリティなどはそこまで差はないかと思います。
サッカニーもとはランニングシューズからきているので履き心地は非常にいいですし、なんと言ってもサッカニーは歴史が非常に長いです。
これだけ歴史もありながら品質もよく、この値段のシューズはむしろ珍しいです。
ニューバランスなどにもそこまでひけをとらないと思います。
もし、ニューバランスなど値段的に厳しい方はサッカニーは非常におすすめです。
最初はサッカニーから購入して徐々に高単価のシューズにチャレンジする道がいいのではないでしょうか。